掲示板に投稿いただいたお店、武蔵中原の「雁来紅(がんらいこう)」です。
場所は武蔵中原駅から歩いて10分強と言ったところでしょうか。富士通の工場を通り過ぎて、川崎街道へ向かう途中の細い道沿いにあります。想像していたよりも意外と駅から遠く感じました。
2007年にオープンしたまだ新しいお見せですが、外見はわりと小汚い感じのマニア向けのたたずまい。そこから漂う豚骨臭。。これはただならぬ強者のオーラを感じます。
入店するとカウンターのみの席に、愛想の良い感じの店員さんが一人。すでに常連客のような感じの人たちが数名。
注文したのはデフォルトのラーメンです。トッピングはせず、麺は「バリカタ」で頼んでみました。
出てきたラーメンはまず一目みてスープが褐色なのが特徴。タレのせいかライティング(白熱灯)のせいか分かりませんでしたが、たぶん蛍光灯下で見ても普通の長浜系ラーメンよりも赤味がかった色のスープだと思います。
ところが味の方は割と一般的な長浜系スープでした。やや塩味が強めですが、確かなコクと濃度があり、口に含んだ時の印象は「御天」のスープに非常に良く似ていると感じました。
麺の方はこれまた「御天」や「なんでん」系の低加水の極細麺。バリカタのゆで加減でもポソポソにならず、コシがあって、僕の好みの麺です。
具はシンプルかつ最低限な感じで、海苔、チャーシュー、万能ネギ。のみ。
海苔にはプリントで「雁来紅」と書かれています。
全体的にかなり旨いと思います。しかしほぼ予想通りと言ったら予想通りの味。また、御天とくらべると、かなり近いんですが、御天で食べる時の様な感動にはやや欠ける感じ。あまり嫌な感じはしませんでしたが、化調っぽさもちょっと強いのかな・・?
しかし場所を考えると、このエリアには他にこの手の長浜ラーメンのお店も少ないのでかなり貴重と言えるのではないでしょうか。距離的にはすぐ近くに「ぶれ〜麺」と言う新店(こちらは御天と関係があるようです)もあり、こちらも気になるところです(2007年現在未食)。
ちなみに、店主さまにお聞きした所、ここ「雁来紅」は御天とは無関係だそうです。
今後とも期待のお店ですね。
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