明大前に2005 年にオープンした中田兄弟。つっこむまでもなく兄弟でしょと言うほどそっくりなお二人がラーメンを作ってくれます。
どうやらつけ麺が人気らしいですが、あまりつけ麺って興味がなくて・・、やっぱりラーメンを頼んでしまいました。
出てきた醤油らーめんは[藍嶌]風の美しい盛りつけ。香りも味付けも[藍嶌]や[バクエン]の方向ですね。
ですが、スープはお湯っぽくて旨味の密度が低い感じがしました。魚介の香る醤油スープはなかなか良質な旨味がつまっている感があるのですが、それらを前面に感じられないのが残念です。失礼な言い方かもしれませんが、うちのおばあちゃんが作るお雑煮の汁の味にそっくり。なんかお吸い物っぽくてラーメンのスープとしては水っぽすぎるんですよねぇ・・・。いつもの事なのかどうかはわかりませんが、非常に惜しい感じがします。
麺は多加水縮れで、ハリがありなかなかおいしいです。透明度が高く、プリプリした食感は東京の人のなじみ深いいわゆるラーメンの麺です。ラーメン屋さんはかなり増加しましたが、こういう東京のラーメンらしい麺を出すお店って意外と少ないような気がしますねぇ。これはなかなか好感触です。
具は繊細ながらも麺とスープのサポート役として際だつ名品。どれも丁寧に処理されていておいしいです。ただし玉子はかなり醤油の香りがキツイので、人によってはちょっと抵抗があるかも。僕は生粋の醤油っ子(?)なのでピンポイントに好みでした。
今回食べた時はやや不満な部分もありましたが、また食べにきたいなと思わせるだけのものはあると思います。
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