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 渋谷の「凪（なぎ）」です。もともとは新宿ゴールデン街で週1回の営業だったのが2006年に渋谷に正式オープンしました。
2006年の僕は激忙だったため何度か店の前を通りかかるも上手く営業時間にあたれず未食のまま。なんとか12月になって食べることができました。
スタッフは[一蘭]の出身だそうですが、店内もチェーン店っぽい雰囲気はなく一蘭っぽい面影は感じません。
 注文したのは豚骨麺。出てきたラーメンは「一蘭」と言うよりは「一風堂」系な感じの見た目です。
スープはさらりとしつつもクリーミーな舌触りで甘みが強く、「虎」のスープとかなり良く似ているんじゃないかと思いました。クセもなく、万人に好まれそうな味ですがもうちょいと塩味が欲しい気もしました。が、コクの強さと力強い豚骨の風味はなかなかなのでこの界隈の豚骨のお店としては上位にあがると思います。
麺は博多風細めストレート。まあ一般的な博多麺で好みです。
具はシンプルに万能ネギ、チャーシューのみ。チャーシューはとろけるほどに柔らかく。っと、あまり目新しいモノはありませんが安心して食べられるおいしさと言ったところでしょうか。
面白いのはカウンターにおいてある唐辛子と、コショウの２種のタレ。唐辛子の方はそれほど目新しさを感じませんが、コショウダレは珍しいですね。少しずつスープに入れてみて味の変化を楽しめます。
豚骨麺だけを見てみるとそれほどにビックリすることはありませんが、ここは他にも日替わりや、限定メニューなど、とにかくいろんなラーメンを出しているので何度となく足を運んで楽しめるお店でしょう。また単にラーメン屋と言うよりは飲み屋さんとしての位置づけも強く、夕方には「麺酒場 夕凪」と店名を変えています。
一蘭の様なジャンクなラーメンではなく常に新しい試みを挑戦する姿勢には好感が持てますね。楽しみなお店です。
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