お。見つけちゃいましたね。ここは秘密ページです。

実はラーメン道の写真は撮った状態から結構加工されてるんですねぇ。上の写真を見てみてください。これは「もちぶたラーメン利田商店」@下高井戸の写真ですが、右が撮ったまま手を加えていない「オリジナル」の物。左が色調等いろいろ手を加えた加工後の物です。

ラーメン道のページ内の写真は基本的に全てauのソニーエリクソンのケータイで撮られているので、ハッキリ言ってヘボヘボの写真ばっかりなんですねぇ。特に白熱灯下では上の写真の様に全体的に赤みがかってしまい見るに忍びない状態になってしまいます。そこでPhotoShopを使っての色調調整が必要になってきます。

その前にちょっと余計な物が写っているのでスタンプツールで消しておきます。余計なものってのは僕が鼻をかんだチリ紙です。そんなもんどかしてから撮れよ!って話ですが、ラーメン屋で写真を撮る時ってのは結構周りの目を気にしながら一瞬のスキをついてパシャ!っとやるので結構こういう物が写っちゃったりするんですね。
次におもむろに「イメージ/色調補正/自動カラー補正」を実行してみます。するとこんなことになっちゃいます。実は黄色がかってしまったり、青味がかってしまった写真等、この「自動カラー補正」である程度うまく調整されてくれることがあったりします。が、こいつも万能ではないので今回の様にドス黒い絵にしてくれやがる場合もあります。
今回はこのままではちょいと使えないので、これにトーンカーブをかけてコントラストを調整します。
で、それを元の絵の上に50%くらいの透明度で重ねます。

なんでこういう事をしたかと言うと、「自動カラー補正」は、この画像は「赤みが強すぎるな。」と判断して、色調全体を青い方向に調整してくれたのですが、ちょいとやりすぎちゃってんですね。青くなりすぎてるので、ちょっと赤い方向に戻そうって趣旨です。(フォローしとくとこの自動カラー補正は結構頭良くて、手動だと難しい補正をやってくれます。上手く使えばそうとう憎い野郎です。)

その状態で統合して、またトーンカーブでコントラストを調整するとこんな感じになります。

さらに、レイヤーを複製して「イメージ/色調補正/カラーバランス」で調整します。黄色を強くして赤みを減らしました。スープの色だけを変えたかったので、それ以外の部分はマスクをかけて透明にします。レイヤーマスクは黒く塗った部分が透明になり、白い部分が表示されます。
同じ要領でネギ、海苔、玉子などを別のレイヤーに分けて色調整し、マスクをかけます。
そして、調整レイヤーで全体の色調やコントラストを調節します。お好みによって「アンシャープ」フィルタをかけたりすると、よりいっそう美味しく見えます。「アンシャープ」は25%程度を数回に分けてかけると良いでしょう。以上で完成。
これでヘロヘロの写真でも安心して使うことができます。すげーなPhotoShop!

でもホントはPhotoShopを使わないでも最初の状態である程度綺麗に撮っておくのが最も望ましいですよね。PhotoShopにも限界があるし。

そんな訳でそこのキミ!夏になって暑くなってもちゃんとラーメンを食べましょう!

2004.6.22