下高井戸駅北口商店街内にある「もちぶたラーメン 利田商店」です。
普通〜の商店街の中にポツリとあり、夕方6時〜深夜2時までと言う営業時間なので、夜行くと真っ暗な商店街の中に1店だけ煌々と明かりが灯っていて不思議な感じがします。
ここはラーメン屋さんですが、焼酎の品揃えが恐ろしく充実していて、なんと90種類もあるそうな。サイドメニューも充実しているようで飲み屋として利用しているお客さんが多いようです。
頼んだのは「もちぶたラーメン」。他につけ麺もあります。そして、出てきたラーメンは表面にびっしりと背脂が浮き、細めの麺に半透明の醤油スープ。見た目は「ますたに」そっくり。
表面は甘みのある背脂が覆い、その下のスープはサラサラした、透明度高めの鶏ガラ醤油で結構強めに魚介の風味が漂います。そして底の方には柚子と唐辛子が沈んでいます。この3層構造も「ますたに」を連想させますね。柚子の香りがするのは「スズキヤスオ」風ですね。
麺の方は細めで若干ウェーブがかかるかな、と言うくらいでほぼストレートな物。加水率低めで、固めで頼むとちょっと粉っぽい感じが博多の麺にも通ずるものがあります。弾力性があまりなくて、噛み切る時にプツリと切れる感じがします。
具はメンマ、青ネギ、海苔1枚、もちぶた(ってなに?)のチャーシュー。チャーシューはかなり柔らかく、かき回せばスープと一体化してしまいそうなくらい。別にモチっとしてるって訳じゃないみたいです。玉子は甘めの味付け。
全体的に良くまとまっているラーメンだと思いました。ちょっと確認できなかったんですけど、「ますたに」出身なんですかねぇ??調べても出て来ませんでした。でも出身じゃないにしても影響を受けていることは間違いないと思われます。まだあまり知名度が高くない様で穴場ですね。店舗の雰囲気も穴場っぽいだけに隠れ家として重宝しそうです。
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