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美味しいけど僕にはお上品すぎるかな
煮玉子らー麺 ¥750
豚骨/魚介
麺:
☆☆★☆☆
加水率:
★☆☆☆☆
スープ:
☆★☆☆☆
旨味・コク:
☆☆★☆☆

食べた店
住所
営業時間
定休日
九段下店
11:30〜14:30
18:00〜23:00
祝〜21:00
土・ 日
2004 / 6 / 21 九段下店 煮玉子らー麺 ¥750
中野の名店「青葉」に影響を受けた、いわゆる「青葉インスパイア系」の先駆けとも言われる「斑鳩(いかるが)@九段下」です。

店内に入るとすぐに魚介の香りを感じます。らー麺+味玉を注文。見た目や、丼から香ってくる臭いもたしかに青葉と良く似た感じです。しかしスープを一口啜ってみると、昆布出汁や魚介の風味が複雑に絡み合っていて、青葉とは明らかに異なる香り。1口目では「青葉よりも好みだな。」と感じました。

実際素材にはかなりのこだわりがあるようで、築地の料亭で使われている目尻昆布や、宮内庁で使われる野菜なんかを取り入れているそうです。スープは豚骨、魚介、鶏ガラをそれぞれ別々に作って最後の段階で混ぜ合わせるトリプルブレンド方式。

口当たりはさっぱりとしたサラサラのスープですが、飲み終わったあとに油が舌の上に残り、一瞬おいてからまろやかな舌触りと香りが残る感じが面白いです。

麺の方は青葉と良くにた感じの高加水の縮れ中細。例によってちょっと僕には柔らかすぎますね。でもこういうこだわりの強い感じのお店で「カタメ」とか頼むのってちょっと勇気が要ります。

具は海苔、メンマ、チャーシュー。メンマもチャーシューも素材そのものが持つ味以外に余計な味付けはされていません。それでもチャーシューなんかは肉の持つ甘みが最大限活かされていて美味しいです。追加の味玉もトロっとしたゆで加減で、素材本来の味が楽しめて嬉しいですね。

と、大絶賛気味なんですが、この日のスープはいつもなのか、たまたまなのか、実はちょっと水っぽかったです。せっかく濃厚な旨味が凝縮されているかんじなのに、なぜかお湯っぽさがあったのが残念。ただしこれはブレの範疇かもしれません。そして全体的に非常に丁寧な作りで繊細な旨味を出しているラーメンなのですが、20代〜30代前半の男性が「ラーメン」として食べるにはちょっと洗練されすぎていると言うか、物足りなさ、上品すぎる感は否めないかと思います。とは言えこれはこのお店の個性だし、女性客や年配の層には強く指示されるんじゃないかと思います。

関係ないが、僕はここの店主と同じ大学出身らしい。

 
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