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うむ〜。。。博多で食べたい
うま馬らーめん¥690
煮たまご¥100
博多豚骨
麺:
☆☆★☆☆
加水率:
☆☆★☆☆
スープ:
★☆☆☆☆
旨味・コク:
☆★☆☆☆
豚臭 ★☆☆☆☆

食べた店
住所
営業時間
定休日
東京店
11:00〜23:00

(元旦休)
2004 / 11 / 13 うま馬らーめん¥690煮たまご¥100
博多ラーメンのスープは現在の様に白濁した豚骨になるよりも昔、半透明のコンソメスープのような物だったらしいです。。この様な古いタイプの博多ラーメンは東京には今まで存在していなかったが、福岡には少なからず残っているそう。そんな博多のルーツ的なお店「うま馬」が東京に進出してきました。東京育ちの僕にとっては未知のゾーンです。

「うま馬」のルーツは博多で初めてラーメン屋を開いたと言う「三馬路」と言う屋台で、創業は昭和16年だそうです。その味を継承し、祇園町に「五馬路」として出したお店が、改名し現在の「うま馬 祇園町店」となったとのこと。

この古いタイプの博多ラーメンと言うのは中国をルーツに持つそうですが、現在の白濁豚骨スープのルーツはアイヌ料理の「ソップ」と言う物で、これが博多に伝わったそうです。さらに長浜ラーメンは台湾料理をルーツとするそうです。何だか奥が深いですねぇ。
【参考文献:博多ラーメン

まそんな訳で、今まで福岡でしか味わえなかったラーメンが東京進出。東京も東京、東京駅に登場です。オープン間もないのでまだ綺麗な店舗。そしてまだオペレーションに不慣れな感があります。スタッフは多数いるのに実際に動いているのが厨房にいるご主人と思われる1人のみ。この人に注文が届かないと飲み物もサイドメニューもラーメンも何も作られないと言う効率の悪さ。おばちゃん店員さんは明らかにテンパっていて、僕が座っている椅子に思いっきりぶつかったりしても完全にシカト。大丈夫だろうかと言う不安が横切ります。

注文したのは「うま馬らーめん」ですが、何しろオペレーションがそんな感じなので出てくるまで少し待たされました。見た目は噂通りの半透明のスープ。一見すると醤油ラーメンの様。豚骨、鶏ガラ、などが使われているそうです。

スープを一口飲んでみると、あまりの薄さにびっくり。しょっぱさが突出していて、甘みはあまり感じません。風味は確かに豚骨っぽく、ほんの少しだけ豚の臭いもしますが、何も前知識なしで食べたら「醤油ラーメン」もしくは場合によっては「塩ラーメン」でも通用してしまいそう。うむ〜。美味しいのだろうか、これ・・。ちょっと中華っぽい感じもしますね。同じく古いタイプの博多ラーメンをルーツに持つ「赤のれん」風なのを想像していました。

麺は平打ちの中細タイプ。ゆで加減はかなり柔らかく、コシを感じないほど。カップラーメンの麺っぽいです。加水率はおそらく低めに設定されているようですが、何せ茹ですぎな為コシが全くありません。もう少しカタメなら改善されるかもしれません。

具はシンプルに万能ネギ、キクラゲ、チャーシュー。最初から胡麻が乗っています。

色々ネットを調べているとどうやら「祇園町」店はほどよい濃厚さで美味しいが、「冷泉店」、「大名店」は薄すぎて美味しくないとか・・。写真を見ても、祇園町では胡麻が乗っていないのに、その他の店では勝手に胡麻入りになっているようです。なので、東京店もこれらの薄い方の味を受け継いでいるのではないかと勝手に思っていますが、実際のところは分かりません。少なくともこのタイプのスープを味わえるお店は都内には他に無い訳で、頑張ってもらいたい所です。いつか「祇園町」に行ってみたい!

 
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