東武練馬の、人気のない場所にある本格長浜ラーメンを出すと言うお店。豚臭いと言う噂を聞きつけ行ってみました。
午後8時頃に行ったのですが、お客は僕一人。なんとも活気の無い店内は、期待していた豚骨臭は全然ありません。床がベトベト(ヌルヌルの店は良くあるが、ベトベトはあんまりないですよね)。店員さんも心なしか暗い感じする。
テーブル席の他にカウンター席もあるのですが、そこには張り紙を作るための紙やマジックが置かれていて、席に着くことはできなくなっていました。
デフォルトの「ラーメン」と「味玉」を注文。ほどよくしてラーメンができあがり、店員さんが手で持ってきてくれたのですが、、、、スープをこぼしまくり。。。テーブルがスープだらけになってしまいましたが、拭いてくれませんでした。
だいじょぶなんかな。。。と思いつつスープを一口。おお。確かにほのかに豚臭さはありますね。しかし薄い。結構良い線行ってる風なんだけど、お湯っぽい。しいて言うなら「しばらく」@水天宮前に似ています。底辺に豚骨の旨味を感じるものの、なんか今ひとつガツンとは来ない感じですね。甘味よりもしょっぱい味が強めで、「○金」に通ずるものもあります。表面には透明な油の層があり、食べてるうちに膜が張ってきます。それなのにスープが薄いと言うのがなんとも歯がゆい。「しばらく」や「○金」とは違い、ネームバリュー、立地条件で明らかに不利なハズなので味で勝負しなきゃならないことを考えるともうちょっと個性を打ち出さないとキビしいかもしれません。
麺は「金太郎」などと比べると若干太め、加水率もやや高めのツルツルしたもの。硬めで注文してみましたが、十分な硬さでした。
具はもやし、キクラゲ、チャーシュー、海苔です。チャーシューは醤油の香りが強い物で、ちょっとしょっぱいですね。もやしは個人的に無い方が良いと思います。これのせいで余計にスープが水っぽくなってしまうんじゃないのかな。
帰りがけに店員さんが「豚骨ラーメン好きなんですか?」と話しかけてきてくれました。何となく話しかけてきてくれたのが嬉しくて「はい。好きなんです。」と答えました。本当はもうちょっと「おいしかった!」と書きたいところなんですが、残念ながら今日はイマイチでした。ただしもうちょっと頑張れば良い線行きそうな気がしてもどかしい所ですね。機会があればまた行ってみたいと思います。
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