2004/1/4 西麻布店 焦がし味噌¥800
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博多ラーメンの人気店、「一風堂」から豚骨じゃないお店が出てきました。その名も「五行」。博多に「中華麺酒家 五行」として営業していた店ですが、西麻布にその支店ができました。
場所は千代田線乃木坂から徒歩10分ほどですが、六本木駅からの方が近いかもしれません。「かおたんラーメン」の近くで、ちょっと分かりにくい所です。店構えはカフェの様で、最近増えてきたオシャレ系の中でも、ラーメン屋っぽさは特に無い方だと思います。
と言っても、ここはお酒の種類が多く、サイドメニューも充実していて、ラーメン屋と言うよりはラーメンは締めの一杯と言う位置づけらしいです。
今回注文したのは「焦がし味噌」。他に「焦がし醤油」もあります。
「焦がし」と名についているので当然焦げてるんだろうと思ってはいたのですが、いざ丼が運ばれてくるとその真っ黒っぷりに改めてびっくりします。そしてスープを一口飲んでみてまたまたびっくり。ホントに焦げてますよ。焼き鳥とか焼き肉の焦げた炭の部分に似た臭いがします。これは人によっては抵抗あるかもしれませんね。しかし味噌が濃厚で力強いので焦げに負けてません。表面にはラードの層があって、これがフタの役割をし、スープはいつまでもアツアツです。熱すぎるくらいです。この辺は「純連(すみれ)」や「純連(じゅんれん)」に通ずるものがあります。焦げたそぼろ肉もたくさん浮いています。
食べすすんで行くと下の方にたくさんショウガが沈んでいます。これは九州ラーメンで濃厚なスープを最後の方紅ショウガを入れて口直しするのと似た効果を狙っているのかな?
麺は中細ストレート。加水率は一風堂に比べるとやや高めで若干縮れがあります。スープが濃厚なので良く絡みます。
具はチャーシュー、ほうれん草、なると、そしてゆで卵が半分のります。追加トッピングに味付け玉子があります。チャーシューは薄っぺらいのですがかなりトロトロに柔らかくなったもので、若干臭いがありますが、味噌の風味で気になりません。
総合的に見ても今まで無いジャンルでショッキングかつ美味いです。味噌と言えば「純連」が不動の地位を確率していましたが、これは個人的に十分対抗できる実力があるんじゃないかと思いました。
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