大塚の人気店[ぼたん]
に支店が出来たと言うのでいてもたってもいられず行ってきました。
場所は早稲田通り沿いに歩いて高田馬場駅から5〜6分ってところでしょうか?大塚の[本店]と比べると駅からのアクセスは良くないですが、となりがコインパーキングと言うこともあり、クルマで食べに行くには申し分ないでしょう。
店構えは[田中商店]の血を引いていることを全面に主張しているかの様な外装。これは大塚の[本店]と同じですね。そしてお店の外にかすかに漂う豚骨臭もそのまんま。「田中商店系にハズレ無し*1)」を堂々と見せつけるかのようなたたずまいに思わず胸が高鳴ります。
注文したのはデフォルトのラーメン。麺はハリガネ。
期待を裏切らない風格のラーメンは一口目から旨味十分。これでもかと言う豚の旨味を前面に押し出しながらも、こってりしすぎず、口当たりはマイルド。[御天]や[よかろうもん]の様に軟弱者は寄りつくな!と言う暴力的な部分が無く、かと言って[一風堂]みたいに、エントリーモデルのような物足りなさもなく、十分に豚骨の魅力を楽しめる。ヘビーな豚骨好きから豚骨初心者まで幅広いファンを魅了する秘訣はこの洗練されたスープにあるに違いありません。これは田中商店系の特徴とも言えるでしょう。
麺は限りなく細く、まっすぐで、細いのに存在感を主張してくるコシと張りが絶品。博多ラーメンにこの麺ありと言わせるスープとの見事な相性もまた期待を裏切りません。
例によって具なんてどうでも良くなるスープと麺の完成度の高さ。しかしながら田中商店系の特徴である、チャーシューも十分に旨く、これで600円は安すぎるんじゃないかと思うくらい。
実は本格的な博多長浜ラーメンを食べるのは久しぶりだったのですが思わず顔がにやけてしまいました。
が、それらを踏まえた上であえて自分の好みと照らし合わせると、、ちょっとだけスープが甘すぎる感じがしますねぇ。。甘みの無いスープは許せないんですが、もうほんの少しだけ甘みを抑えて、塩味が強めだったらきっと旨すぎて死んじゃいます。何はともあれ。もっともっと進出して欲しいお店です。
それにしても早稲田通りは恐るべし激戦区になりました。[二郎]、[純連]、そしてここ[ぼたん]が徒歩5分以内に密集しているとは…。ここにできの良い家系が来たりしたらもうラーメン食べたきゃ馬場にくれば良いじゃない。ってことになっちゃいますよ。
*1)松戸の福々はその後味を落としたらしい・・と言う噂がありましたが、やっぱり今なお美味しいらしいです。よかったよかった
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