ここのラーメンを食べて1時間後、何故にこの店が異常なまでに人々の怒りを買うのかやっと理解できた。
ここは後口が信じられないほど悪いのだ。
ラーメンの好みを表に記入する方式、仕切つきの席など、「一蘭」のパクりとして有名な店だが、たしかにこれはパクり意外の何物でもないかもしれない。一蘭と同様に仕切があり、のれんがかかっているスタイルだが、こちらは個室っぽい密閉された雰囲気ではなく、カウンター席にとりあえず仕切とのれんだけつけました調な感じで、施設は安っぽい。
だが出てきたラーメンは1口啜ると、薄いながらも甘みが強く、味は一蘭と良く似ている。よく似せたものだなと思った。が、スープ自体は全く濃厚さを感じず、甘みも化学調味料に頼り切った感じ。カップラーメンっぽい。
麺は思ったほど酷くはなく、超かたで頼むと芯の通った湯で加減で、これは一蘭(六本木、桜木町)の湯で加減よりは好み。
チャーシューは変な味付けがしてあり、これまたカップラーメン風。これは不味い。辛味噌は一蘭の物よりも粘度が低く、七味唐辛子の様に粒状になっていた。
実際、食べている最中は「思っていたほど酷くはないな。」と言う印象であったが、いかんせん後味が酷すぎる。明らかに化学調味料の使いすぎ。ちょっとならまだしも、完全に化調のみな感じ。いつまでも口のなかに嫌な味が残る。1時間たってもそれが消えないと言うのは相当なものだ。一蘭よりも100円安いが、安くてももう食べたくない。
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