 山頭火の系列店としてオープンした原宿の「zuppa」です。僕の良く行く「原宿餃子楼」の向かいと言うか隣と言うか。とにかく目と鼻の先で、しょっちゅう前は通っていたのですが、今回初めて入店してみました。ラーメン以外にもバーとしても利用できるお店で、お酒も種類があるし、サイドメニューも色々あります。内装もまさにバーと言った感じです。
今回頼んだのは珍しいメニューの「焼きラーメン醤油味」。ラーメンが焼いてあるんです。
厨房を見ていると、一度茹でた麺を丸い型の鉄板に丁寧に入れて数分焼いていました。そして丸いひとかたまりとなった焼き麺をスープ入りの丼にポチャンと入れて、具は別皿で出てきました。
 なんとも奇妙な形態。麺はまるでカタ焼きそばの様。箸でほぐしながら食べろとの指示が。でも焼いてある面は焦げてくっついちゃってるのであんまりほぐれないです。よって啜りながら食べると言うよりも口に押し込んで食べる感じですね。麺自体は中細のやや縮れた物で加水率はやや低め。ちょっとポソポソしたような食感です。焦げた部分はサクサクとしていて香ばしくてなかなか面白いですね。麺の表面についてる黒いキクラゲみたいに見える物は焦げたネギです。白髪ネギを予め鉄板の上に置いて、その上から麺を盛りつけて焼いてあります。麺が焦げる頃にはネギも真っ黒に焦げてしまうと言う訳です。このネギがついた部分は香りが他の部分と変わっていて以外性のあるアクセントとなっています。
スープは魚介出汁の薫る醤油味です。麺にしみこんだ油が溶け出しかなり油っこく、口あたりはサッパリしていますが、結果的には結構こってりです。でもそれほどしつこさはありません。女性にも普通に受け入れられそうな感じです。
具は別皿に盛られていて、内容は薄っぺらいチャーシュー２枚、厚焼き玉子、刻みネギ、メンマ、超細切りのするめ（糸みたいに細い）。ラーメンの具で厚焼き玉子って珍しいですよね。ちょっと甘い味付けがされた物で全然合ってないなと思いました。チャーシューは固くてちょっと臭みあり。でもまあまあかな。ネギは主調しすぎな感ありですね。
全体的に、ただ珍しいだけで終わってはおらず、普通に食べ物としておいしく頂けます。が、あんまラーメンを食べてる気にはならないかな。つけ麺もまた珍しい工夫のされたものなので次回チャレンジしてみたいと思います。
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