早稲田通りから路地に入った所にある目立たない店舗だが、中に入るとまるで洒落たバーの様な風貌。ＢＧＭも洒落ていて落ち着ける隠れ家の様。近所にこんな飲み屋欲しいなぁ〜と思ってしまいます。

ラーメンの方はと言うと魚介系の中ではかなりのストロング級で、コーヒーで言えばエスプレッソ、アミノ酸で言えばアミノバリュー、豚骨で言えば長浜と言った所。重たくトロんとするほどの濃度の魚介スープは他ではなかなか見かけないです。豚骨、鶏ガラをベースに、煮干し、昆布、鰹などで構成されているそうです。魚のエグ味みたいなのも出ていて、これは好き嫌いが分かれそう。僕は大好きと言うにはまだ修行が足りないと思いました。

麺は中細ストレートで加水率はやや低めな印象。歯ごたえも喉ごしも良くて僕は結構すきな感じでした。

具はネギ、メンマ、チャーシューといたってシンプルなんですが、メンマがびっくりするくらい極太で、まさに竹をぶつ切りにしましたと言うような物。これは他ではなかなかお目にかかれない珍しいものではないでしょうか。しかも歯ごたえ十分で美味しかったです。チャーシューも箸でつかめないほどに柔らかく味付けもしっかりしていて美味しいです。また味玉も一度噛んでしまうと箸で掴もうにも形が維持できないほど柔らかい半熟で、スープと一緒に食べると非常に美味。

これはクセになる要素が十分にあると思いました。さすがに魚の風味が強すぎて僕みたいな魚介系初心者にはやや強烈すぎる部分があり、帰りに近くのローソンでコーヒーを買って口直しをしましたが、そのくらいの個性があるラーメンってなんか良いじゃない。

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このお店のプロデューサーの渡辺氏が渋谷麺喰王国内に「[keiz]」と言うお店をオープンしました。