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亜流の良さってヤツかな
ラーメン¥500+煮玉子¥100
二郎風/醤油
麺:
☆★☆☆☆
加水率:
☆☆★☆☆
スープ:
☆★☆☆☆
旨味・コク:
☆☆★☆☆
豚臭 ★☆☆☆☆

食べた店
住所
営業時間
定休日
明大前
11:30〜01:00
二郎/亜流・類似ジャンル:|一代諭吉吉野天空梵天
2005 / 2 / 7  ラーメン¥500+煮玉子¥100

掲示板にも投稿をいただき、僕自身ずっと気になっていた「ラーメン吉野」へ。

二郎系と言うことですが、二郎との関係は不明。単なるイスパイア系と言うやつかもしれない。店の風貌はいかにもな二郎テイストだが、店員さんは女性2名。店内には漫画が豊富に置かれていて、ラーメンを食べている最中も読書にむちゅうなおじさまも数名。地域密着型の空気が漂うなんともイイ感じの雰囲気です。

注文したのはデフォルトの「ラーメン」。500円です。細麺か太麺から選べるようですが、今回は二郎系をイメージして行ったので当然「太麺」で。トッピングの有無は特に聞かれませんが、最初に「ニンニク入れますか?」は聞かれました。これも当然「入れます。」で。

出てきたラーメンは見た目はそれなりに二郎風ですが、青ネギがかかっている、チャーシューが薄っぺらいなど、若干の違いがあります。いわゆる「二郎臭」はまったく無し。その原因はペラペラのチャーシューにあると思われます。例の「二郎臭」の主成分は豚肉。そこに醤油、ニンニク、アブラが雑ざった状態で解き放たれる物だと思っています。なのでこのお店の様にチャーシューがいわゆる一般的なラーメンの具のチャーシューだと「二郎臭」までは至らないのかと。さらに見た目だけで判断すると背脂も一般的な「二郎」とは違う細かいものですね。

さて、味の方ですが、まずスープ。豚骨の濃度は低めで醤油の角が立っています。かと言いコクが無いかと言うとそういう訳でもなく動物系のまろやかさも兼ね備えています。二郎と言うモノサシではかればかなりライトな方。表面に浮かんだ背脂もしつこいと感じるレベルには達しておらず、全体的にはこざっぱりした印象です。このスープは二郎と言うよりは「野方ホープ」に似ていると思いました。

そして麺。こちらは一般的なラーメンとして考えれば太麺ですが、二郎として考えるとかなり細い方。「目黒」よりも細いです。「マルジ」と比べたら半分くらいの太さ。よって、二郎と言うよりは「ラーメンの麺」らしい印象を受けます。加水率も低めですが、二郎的にはやや高め。粉っぽい感じはあまりなく、ツルツルした食感。これはこれでうどんっぽい感じもします。

ヤサイはほぼ100%もやしオンリーですが、キャベツの細かい破片が所々混じっていました。素茹でなのでスープからちょっと浮いた感じがします。チャーシューは前述のペラペラの物。臭みもあり、これが最も二郎らしからぬ部分だと思います。二郎に置ける「ブタ」の存在はのび太に置けるメガネの存在に近く、それなしでは考えられないものがあります。それゆえにこの普通のチャーシューを乗せたこのラーメンを二郎系に分類するにはちょっと抵抗がありますね。ちなみに煮玉子はなかなか美味しかったです。

と、言う訳で所々二郎を感じる部分はあるのだけど、僕は最終的にこれは二郎とは別物のラーメンとして認識しました。もちろんこのお店は二郎を名乗っている訳ではないし、亜流にはそれなりの楽しみ方があると思うのでこれはこれで良いのかもしれません。

しかしながら、二郎を知らない人にとっては「何となくクドいラーメン」。二郎を知っている人にとっては「二郎を思い浮かべて撃沈なラーメン」と言うなんだかどっちつかずな立ち位置にあるような気がします。

しかし「本家二郎はクドすぎるけど…」と言う層にターゲットをあてていると考えればこれはこれで正解でしょう。またこの町は学生も多い土地なので値段と量を考えれば、そこそこ食えるラーメンとして存在意義がある物と思います。

なお、1時まで営業とありますが、12時すぎた頃行くと大抵閉まっているのでご注意を。

 
 
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